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PX5 RTOS対応ネットワークプロトコルスタック 「PX5 NET」

産業用グレード TCP/IP プロトコルスタック

PX5 RTOS PX5 NET

PX5 NET とは

非常にコンパクト

PX5 NET は、最小限の使用の場合、フラッシュが 6KB 未満、RAM が 2KB 未満 に設計されており、メモリに制約のある省電力マイコンでもネットワーク接続が可能になります。高性能(ワイヤスピードに近い速度で通信) かつ効率的な動作により、最も要求の厳しい組込みシステムに最適です。

クラス最高の安全性とセキュリティをサポート

PX5 NETのコードベース全体は厳密にテストされており、クラス最高の安全性とセキュリティをサポートしています。PX5 NET は、オプションにてランタイムバッファオーバーフロー検出、パケット構造、関数ポインタ、ソケット、スタック検証も提供します。これらはすべて、PX5 RTOS によって提供されるポインタ/データ検証 (PDV) テクノロジーと集中エラー処理を利用しています。その結果得られる TCP/IP の安全性とセキュリティのレベルは、組込み業界では他に類を見ないものであり、全体的な多層防御戦略への優れたオプションとなります。

BSD ソケット API のネイティブ実装

最も重要なのは、PX5 NET がシンプルな設計であることです。API は、多くの組込み開発者にとって馴染みのある、BSD ソケット API のネイティブ実装で構成されており、PX5 NET アプリケーションの移植性を非常に高めています。組込み Linux 上で実行されているネットワークアプリケーションは、PX5 NET 上で簡単に移植でき、その逆も同様です。

PX5 NET は、組込みシステムのリアルタイムネットワークアプリケーション向けに特別に設計された拡張機能も提供します。これらの拡張機能により、開発者はメモリ管理とゼロコピーでのパケットの送受信を完全に制御できるようになります。

PX5 NET Diagram

PX5 NET の特徴

 SMALL

PX5 NET は、リソースに制約のあるデバイスをターゲットとして設計されており、組込みシステム環境に最適です。TCP ソケットを実行するための ROM の最小要件は約 12KB、RAM は 5KB 未満であり、貴重な RAM および ROM スペースをアプリケーションで利用できるようになります。

 HIGH EFFICIENCY

BSDスタイルの API に加えて、PX5 NET は、アプリケーションと PX5 NET 内部ロジック間のコピーを排除する、sendto() および recvfrom() API のゼロコピーバージョンを提供します。ゼロコピー API を使用すると、PX5 NET は、ほぼワイヤスピードで実行され、TCP トラフィックを維持できます。(ギガビットイーサネットで947mbps、100mbpsイーサネットポート - Cortex-M7 - で 93mbps)

 EASY TO USE

すべてのソースファイル名と関数名は理解しやすく、非常にシンプルです。
ネットワークインターフェイスは3つの基本操作を定義します。デバイスを構成し、データフレームを送信し、ネットワークインターフェイスが受信したデータフレームを受け取ります。半導体ベンダーのほとんどの HAL 層ドライバは、これらの機能のルーチンをすでに提供しているため、PX5 NET をほとんどの MCU および MPU に移植することが容易になります。

アプリケーション側では、PX5 NET はソケットのセットアップとデータの送受信に BSDスタイルの API を使用します。多くのソフトウェア開発者はBSDスタイルのネットワークプログラミングに精通しており、学習時間を大幅に短縮できます。さらに、開発者は組込み Linux ですでに開発されたアプリケーションを再利用したり、PX5 NET と組込み Linux の間で同じソース コードを共有したりできるようになります。

先進の安全・安心対策

 安心・安全

コードベースは静的解析テストを通しています。さらに、オプションのパケットメモリ保護により、アプリケーションやネットワークドライバがネットワークバッファを上書きするのを防ぎます。ポインタデータ検証(PDV)は関数ポインタを保護します。これらの対策により、攻撃者がリモート実行アタッチを開始するために悪用する可能性のある脆弱性が大幅に軽減されます。

フルソース & ロイヤリティフリー

 完全なソースコード

PX5 NET は完全なソースコードにて提供されます。ソースコードは、わかりやすいファイル名と関数名で理解しやすいように設計されています。完全なソースコードを使用することにより、開発者は設計に適した機能を自由に構築できます。

 ロイヤリティフリー

PX5 NETは ロイヤリティフリーのライセンスにて提供します。
ライセンス費用の詳細につきましては、弊社営業までお問い合わせ下さい。

安心のサポート

 プロセッサのサポート

すべての PX5 NET は、C99 標準に準拠した ANSCI C で記述されているため、C コンパイラをサポートするプロセッサアーキテクチャへの移植性が高くなります。
PX5 NET は、ARM Cortex-M、Cortex-R、Cortex-A、RISC-V アーキテクチャ ファミリを含む、ほとんどの組込み MCU および MPU アーキテクチャをサポートします。

 ツールサポート

PX5 NET は、IAR、ARM、GCC などの一般的な組込み開発ツールをサポートします。

 専門的なサポート

多くのオープンソースや一部の商用オプションとは異なり、PX5サポートチームが迅速に対応します。
年間サブスクリプションライセンスにはテクニカルサポートが含まれています。

資料ダウンロード

PX5-NET-Programmers-Reference-Cardやユーザーガイドを用意しています。

今すぐダウンロードしてご確認ください。

※ 一部 px5rtos.comサイトへ飛び、ユーザー登録が必要になります。

お問い合わせフォーム

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